1960〜1989年代創業と事業基盤の確立
株式会社ユニオン化学研究所として創業し、歯科用ドリルの製造から事業をスタート。
その後ユニオンツール株式会社と改称し、長岡工場を開設してクロスドローラーガイドやローラーテーブルなど新製品の開発を進めました。
PCB用極小径ドリルMDシリーズや超硬エンドミル ユニマックスシリーズの本格販売を開始し、技術力を高めながら事業領域を拡大。
台湾や欧州に現地法人を設立し、グローバル展開への第一歩を踏み出した成長の時代です。
— 会社のあゆみ —
— 製品のあゆみ —
1960年
1960年
1961年
・歯科用ドリル製造開始
・国産第1号デンタルバー発売
1963年
PCBドリル
開発・販売開始
ロータリーバー
開発・販売開始
1970年
本社ビル新築
1971年
ユニオンツール株式会社と改称
ドリルポインター
開発・販売開始
1975年
直線運動軸受クロスド
ローラーガイド開発・販売開始
1976年
旧長岡工場開設
クロスドローラーガイド
の専門工場とする
1979年
1980年
長岡第一工場増設
1980年
米国現地法人MEGATOOL, INC.設立
ローラーテーブル開発・
販売開始
1982年
大阪営業所開設
1983年
本社ビル増設、長岡営業所開設
デジタルパッサメーターDS-1開発・販売開始
1985年
長岡第二工場新設
台湾現地法人TAIWAN UNION TOOL CORP.設立
ダイヤモンドドリル・無限運動型直線軸受トルーガイド開発・販売開始
1986年
欧州現地法人UNION
TOOL EUROPE S.A.設立
・PCB用極小径ドリル
MDシリーズ開発・販売開始
・超硬エンドミル ユニマックスシリーズとして本格販売開始
1987年
・サブミクロンデジタル測定器シリーズ開発・販売開始
・非接触型ドリル径測定器OPTECH-M開発・販売開始
1988年
厚木営業所開設、長岡工場熱処理棟新設
小型デジタル測定器ミクロファインS1M開発・販売開始
1989年
日本証券業協会店頭市場へ株式公開
1960年
株式会社ユニオン化学研究所設立
12月、片山一郎氏により東京都大田区にて株式会社ユニオン化学研究所を設立。創業当初から工業用超硬精密工具の試作研究に注力し、技術革新を追求。後にプリント配線板用ドリルの分野で世界的なシェアを誇る企業へと成長。高精度・高品質を追求する姿勢は、現在のユニオンツール株式会社の礎となっている。
1979年
長岡第一工場新設・移転
デジタル時代の幕開けとともに、テレビ、ゲーム機、パーソナルコンピュータなどの電子機器が急速に普及し、プリント配線基板(PWB)の需要は飛躍的に拡大。当時主流だったスルーホール方式から、電子部品を基板表面に直接実装する表面実装方式(SMT)へと技術が進化し、より小径なドリルを数多く求められるようになった。こうした技術革新と市場の変化に迅速に対応するため、当社は1979年に長岡第一工場を新設。最新の設備を導入し、生産能力と品質の両面で競争力を強化。この工場の稼働により、当社は次世代のエレクトロニクス産業を支える基盤を築くこととなった。